馬たちと野生動物
うちの周囲には、いろいろな動物が生息しているらしい。
なかなかその姿は見られないけど、近所の人と話をしていると、よく動物の話を教えてもらえる。
まだ楽が来ていなかったおととしの夏、庭は草ボーボーになってしまい、なすすべもなく秋が来るのを待つしかなかった。
母が、ちょっとは草を刈ろうとジャングルのような庭に分け入ったところ、足元に鳥の巣を発見した。
そこには、タマゴを抱えているメス鳥がいて、思いっきり睨まれたという。
キジが抱卵していたのだった。
キジは本当にたくさんいて、大きな木に近づくと、10羽くらい一度に飛び立ったりして、こんなにたくさん、食べていけるエサがあるんだろうかと驚いてしまう。
丸馬場で馬にリードをつけてクルクル回して運動させているとき、いきなり丸馬場を横断するなど、人に対する警戒心も薄い。
以前は猟区だったこの近辺が禁猟区になって、どんどん増えていったそうだ。
天敵がいなくなったと思われたキジたちだが、たびたびキツネなどに捕食されるらしい。
実際、キジが野生のキツネに襲われるところを近所の人が見ていた。
夜になると、フクロウが毎晩近所の木に飛んでくる、とも聞いた。
そこそこ住宅街だと思うけど、他にも、イタチ、アナグマ、ハクビシン、アライグマ、野うさぎ、イノシシとバラエティにとんでいる。
もちろん、マムシやヤマカガシなど、ヘビ関係も充実している。
動物たちが行動するのはほとんど夜だろうから、馬たちは、けっこういろいろな動物と出くわしているかもしれない。
家の東側で日向ぼっこしていたタヌキ
畑にいたつがいのキジ。メスは保護色で見えにくく、警戒心が強い。
家の中から外を見ると、キジが砂あびしていた。