外乗コース、お花見への道
大晦日の今日は、朝から曇り空で肌寒い。
でもここ数日吹いていた台風のような風は落ち着いたので、母と乗り納めしようということになった。
友達が来たときなどは、楽と詩に乗って外へ散歩に出かけることがある。
最初の頃は、特に気が小さい楽は、何を見ても怖がって、家の周りを1周するのも一苦労だった。
だんだん慣れてくると、3キロくらいのコースをまわるようになり、今は5~7キロくらいのコースを散歩するようになった。
ところで、このコースというのがけっこう難しい。
馬は軽車両扱いだから、基本的には道路はどこでも通れるけど、実際はかなり気を使う。
馬を見たら、中には怖がる人もいるだろうし、途中でボロ(糞)をすれば拾って帰るけど、汚いと思う人もいるだろう。
できれば人通り、車通りが少なく、舗装されていない道がいい。
だけど残念ながら、そんな道は今どき少ない。
どうしても普通の道路を通らなきゃいけないので、どこを通ろうか、あれこれ考える。
まず、グーグルのストリートビューでよさそうな道を物色。
細い田舎道でも、両側がバリバリ住宅街だったりすることもあって、かえって広い県道のほうがいい場合もある。
おおまかな道路の状況がわかるから、ストリートビューはとても便利に使える。
地図上で距離も計測できるので、コースをある程度決めたら、実際に車で行ってみる。
地図上では存在している道が、実際には荒地と化していて、倒木などで通れないことも田舎道にはよくある。
途中で車を止めて、存在するはずの道に歩いて入って行ったら、遭難するかと思ったこともあった。
ついこの間まで、こういうところから東京の赤坂まで通勤していたのかと思うとめまいがした。
特に観光名所もなく、大自然というほどでもない埼玉の田舎。
それでも、こうやって近所を散策していると、いい場所も見つかる。
定番の散歩コースにしている道の途中にある公園。
桜の時期にたまたま車で通って、あまりにきれいで、いつか馬に乗ってここへ来よう!と決めた。
来年は、またいくつかのコースを開拓したいと思っている。
近くにホタルが飛ぶ川もあるし、少し離れたところには3つも古墳がある。
そのあたりはあまり人の手が入っていないし、山道になっていて、冒険気分が味わえる。
これからいいコースを探してみようと思う。
桜の時期の週末もほとんど人気のない公園
今は寂しい雰囲気
母はいつも詩に乗る。ここも古い桜並木の道
公園の前の道も人通りが少なくて馬でも通りやすい
この坂を登れば公園
猿の目撃例が多い森の道
家の向かいの畑の道。キツネが2匹、藪に逃げ込むのを見た。
荒川河川敷
陽の無口を噛んで遊ぶ楽
冬の午前中は丸馬場で寝るのが定番になっている