子馬の授乳期間と離乳
馬の乳房は牛と違い、乳汁を溜めておけない構造なんだとか。
そのため、子馬は短い時間にしょっちゅう、おっぱいを飲んでいる。
傍目からは、あまり飲んでいないように見えて、栄養が足りているのか心配になる。
それでも、生まれた頃はまだ抱っこできるくらい、たぶん30キロくらいだった陽は、生後1ヶ月で、もうとても持ち上がらない重さになっている。
50キロは超えているんじゃないかと思う。
最近は、牧草を口に入れてモグモグしながら、少しは飲み込んでいるように見える。
だんだん母乳より牧草のほうが主食になっていくのだろう。
北海道で見学したいくつかの牧場では、生後半年くらいになると、子馬だけトラクターにつないで引っ張ってきて、母馬から離してしまうと聞いた。
強制的に離乳させるのだ。
うちはどうしようか…いろいろな人の意見を聞いてみた。
ペットとしてポニーを飼っている知人の話によると、子馬は母馬から守られ、人間からもチヤホヤされているため、ワガママになりやすい。
だから、時期が来たら離乳させ、自立させたほうがいい、という意見。
有志で馬を飼育している団体、かんな馬の会では、なるべく自然にまかせた飼育をしている。
なので、強制的な離乳はさせない方針。
母馬の乳はだんだん出なくなるし、母馬も授乳を嫌がるようになるから、自然に離乳するということだった。
陽のことは、今すぐには決めず、これからの様子を見ながら決めていこうと思う。
3頭の食事風景