よいお年を!
今日は、知り合いがお子さんを連れて遊びに行った帰りに寄ってくれたので、ちょっと詩に乗ってもらった。
おやつをねだる詩と陽。
今年は、年明けに父が倒れ、6月に他界し、人を見送ることの大変さを実感しました。
会社のほうも、人がやたらと入れ替わり、4人の部署ですが、今年のスタート時のメンバーは、来年の年明けには私以外全員入れ替わっているという、いまだ明るい先行きが見えない状況です。
しかも昨年から今年にかけては、腰を痛めてしまい、満足に歩くことも出来ない状態が10月まで続きました。
9月に陽が生まれたとき、今年に入ってはじめて、明るい希望を感じたような気がします。
この子の成長を記録しておきたいという気持ちになって、ブログを思い付きではじめました。
思いがけなかったのが、いつも見ていただいた方がいたり、コメントをいただいたりしたことでした。
私のほうも、みなさんの思いの込められたブログを拝見するのが何より楽しみになりました。
お世話になったみなさま、本当にありがとうございました。
馬たちを見ていると、いつもマイペースで、シンプルで、でも豊かな感情を持っていて…。
改めて気づいたこともたくさんありました。
これからも、馬たちのことをいろいろ記録していくことができたらいいなと思っています。
来年もよろしくお願いします。
どうかよいお年をお迎えください!
大きな袋を発見。おいしいものは入っているのかしら…?
来年もマイペースなんだろうな…この子たちは。
新たに馬を飼い始める
8月ごろ、かんな馬の会という、有志で馬を飼育している団体の方からの紹介で、柴崎さんという方が群馬から遊びに来てくれた。
柴崎さんは、今年の4月に馬の会で生まれた子馬を引き取る予定になっていて、準備を始めたところだった。
陽が生まれた後も、何度か来てくれて、馬たちをかわいがってもらっていた。
私が教わっている馬の先生が来たときには、先生とも熱心に話をしていた。
先日、いよいよ馬を引き取るという連絡をもらった。
自分のことのようにワクワクして、ぜひ見学させてほしいとお願いして、初めてお邪魔した。
私が着いたときには、まだ馬は到着していなかったので、まず見学させてもらった。
大きな農家のお家で、敷地は広いし、立派なログハウスを一軒自作してしまうほど、何でも自分で作ってしまうそうだ。
自宅の敷地に馬房と小さい放牧場が作られていて、冬はそこで飼育するということだった。
そして、夏は広く見晴らしのいいところに放牧場があり、昼夜放牧する予定だという。
素晴らしい環境だった。
しばらくして、かんな馬の会の馬運車が到着した。
馬の会で生まれた、アオバくん。
柴崎さんは、アオくんという呼び名に決めたそうだ。
生後8ヶ月の男の子で、お母さんが道産子、お父さんが木曽馬。
この子が生まれた翌日、馬の会へ行ってアオバくんを見せてもらった。
小さくて弱々しかった赤ちゃんは、今は凛々しい子馬になっていた。
アオくんは、馬の会から柴崎さんに引き渡され、放牧場に入った。
馬房の扉は開けてあったが、アオくんは、警戒して入ろうとせず、仲間を探してウロウロしながら何度も鳴いていた。
切ない別れでもあるけど、幸せになる新しい出発でもある。
柴崎さんの喜びと少しの不安も、馬の会の方たちの別れへの思いも同時に感じて、感動的な場面だった。
この場に立ち会わせてもらえて、本当によかった。
馬運車の中。少し緊張気味のアオくん。
放牧場に入った。
馬運車から降りる
かんな馬の会から柴崎さんへ。アオくんの新しい馬生が始まった。
馬房へは最初は入ろうとしなかった
夏の放牧場からの絶景。トンビの大群をはじめて見た。
馬たちとサッカーW杯
連休中、午後から行ってもいいかというメールが友達から来た。
バイクが趣味の大村さんは、最近大型免許を取り、カワサキの大きなバイクを買って、毎週末に乗り回していると聞いていた。
今日は気が向いて、うちに来ようと思ったということだった。
若い頃、サッカーファンだった私は、浦和レッズや日本代表の試合を追っかけていた。
1998年、日本代表のW杯初出場となったフランス大会でチケット交換をした、それが大村さんのサッカー仲間、笹川さんだった。
東京でチケット交換をしたあと、笹川さんたちとはフランスで再会した。
彼らは、1990年のイタリア大会で知り合い、3度目のW杯観戦だったそうだ。
それがきっかけで交流が始まった。
こんなに長い付き合いになるとは思わなかったけど。
彼らは、日本戦には興味がなく、ブラジル、アルゼンチン、スペインの試合をいつも観戦していた。
私は、いつも1試合は日本戦を見ることにしていた。
そんな事情もあって、一人旅でW杯を観戦していたが、気がつけば、だんだん彼らと一緒に行動するようになっていた。
2002年日韓大会、2006年ドイツ大会、そして、2010年南アフリカ大会と2014年ブラジル大会では、日本戦以外では、ほとんど一緒に行動するようになっていた。
この日は、たまたま母が家にいた。
大村さんは、年末にみんなで飲み会をすることになってるけど、そこでロシアのことを話し合いたい、と言った。
2018年、ロシア大会。
馬を飼い始めてしまい、さすがに現地観戦は難しいと思っていた。
大村さんは母に、「お母さん、馬の世話お願いします!」と明るく言った。
母は、「どうせ行くつもりだと思ってたけど…」と苦笑い。
母は、私がW杯に行くなら、その期間中、友達を呼んで飲み合宿をしようかなと、うっすら計画していたという。
そうはいっても、実際にロシアへ行くかどうかは、これから悩みどころになると思う。
大村さんのロシアへの思いは強い。
「笹川さんが2018年に還暦だから、もう最後のW杯だ。赤の広場で赤いチャンチャンコを着せよう」
でも、2014年のときも、最後のW杯と言っていたので、ロシアが本当に最後になるのかどうかは、誰にもわからない。
昔サッカーをやっていて運動は得意ということだった。速足まで軽くできてしまった。
ご自慢のバイク
日本が大躍進を遂げた2010年南アフリカW杯。試合前に集まっていた子どもたちと記念写真を撮った。
ヨーロッパに占領されていた歴史があるせいか、南アフリカは馬術が盛んらしく、見学してきた。
クラさんとクリスマスの流鏑馬練習
クリスマス真っ盛りだというのに、クラさんは馬の練習をするためにうちに来た。
いつものように、馬と弓の練習、ほかに、ちょっと作業を手伝ってもらった。
今年のはじめに、腰を痛めてしまい、馬糞の処理が追いついていない。
畑に山盛りになっている馬糞を平らにならすため、作業に協力してもらった。
クリスマスに乗馬ならまだ格好がつくけど、馬糞を運ぶ作業は地味すぎる。
でも、おかげでだいぶ片付いた。
これで、耕運機を入れることができる。
仕事の都合上、年末年始は休める日と休めない日がある。
もともと掃除が苦手だし、このスケジュールでは大したことはできないだろう。
というわけで、この馬糞運びをもって、年末の大掃除はめでたく終了ということにしたいと思う。
来年こそ、家の中や物置もちゃんと片付けようと決意している。
クリスマスの華やかさを無理やり演出するため、馬たちには改めて仮装してもらった。
クラさんは、いつもはあっさり終えてしまうけど、今日は詩でじっくり歩く練習をしていた。
最初の頃に比べると、リラックスしてきているように見えた。
クリスマス乗馬
クリスマス放牧再び
馬糞運びを手伝ってくれた
馬たちのクリスマスファッションショー
今年も残りわずか。
そして、もうすぐクリスマス。
ドンキや100均で揃えたグッズを、馬たちが驚かないよう、少しずつ慣らしながら、仮装大会、いやファッションショーをやってみた。
しばらく畑の放牧場で写真を撮っていたら、近所の子にウケたのでよかった。
今度の3連休には、またこんな感じでしばらく放牧したいと思う。
あわただしい年の瀬ではありますが、どうかみなさま楽しいクリスマスを!
子ども用のサンタスカートはイマイチだった
トナカイ帽はぺちゃんこ
おっぱいが飲みづらかったかも
詩は堂々としていた
楽の何か言いたげな目…「飼い主の趣味だから仕方なく付き合ってます」
3頭の放牧
陽サンタが畑の放牧場に入ります。
陽の飾りをおいしそうな草だと思った?楽
馬たちの寝相
馬の睡眠時間は、2時間とか4時間とか言われている。
確かに、夜は遅くなってもウロウロしていて、ゆっくり寝ている様子はなさそう。
だけど、天気のいい昼間、馬たちはよく昼寝している。
しょっちゅうゴロゴロしていて、これを見ていると、もっと睡眠時間は長いんじゃないかと思ってしまう。
人間と同じように、馬も夢を見たり、寝言を言ったりするらしい。
楽がうちに来たばかりのころ、寝ながら「ブフッブフゥ」と言っていたことがあった。
母馬や仲間たちのことを夢に見ているんじゃないかと、勝手に想像して切なくなっていた。
最近は、少し砂を敷いた丸馬場でみんなで寝ていることが多い。
近づくと、詩はすぐ起きてしまうけど、楽と陽はなかなか起きない。
楽のお腹を枕に、寝てみたことがあったけど、起きなかった。
この日も風がなく、ポカポカ陽気だった。
楽も陽も寝息をたてて、よく眠っていた。
日当たりのよいところでお昼寝
ブゥ、ブゥという寝息の楽