群れになった3頭
9月30日(金)
今朝も、家から見えるところに馬たちはいなかった。
外へ出て、放牧場のほうをライトで照らすと、陽が寝ていて、陽のそばに立っていた楽と詩がこっちを見た。
楽と詩は、こちらへ向かって歩き始めたが、陽が起きないので、途中で立ち止まって、なかなかこちらへ来ない。
陽が生まれる前、2頭のボスは詩だった。
人間が来ると、真っ先に詩が近づいてきて、その後ろを楽がついてきた。
そして、その人間がニンジンやリンゴや雑草をくれたら、詩が先に食べる。
でも、詩が人間が来たことに気づかないときは、楽が急いで近づいてきて、詩に気づかれる前に人間から何かもらおうとした。
陽が生まれてから、少し状況が変わった。
陽が寝ているときは、2頭ともその場から動かない。
これまでは、朝起きるともう窓から見えるところにいて、エサをせかすような状態だった。
最近、朝家の近くにいないのは、放牧場で陽が寝ていて、2頭が動かないからだろう。
陽が生まれる前は、詩がちゃんと育児をするのか、楽が子馬をいじめないか心配した。
でも馬たちは、思っていた以上にたくましく、3頭はすっかりひとつの群れになっていた。
陽が起きているときは、3頭でこちらを監視していることがある